子どもの権利を大切にした教育(Child Rights Education、以下CRE)を推進する日本ユニセフ協会は9月6日、学校向けにCREを解説した冊子『ユニセフCREハンドブック「子どもの権利条約」を学級経営に生かそう~子どもと先生でつくる みんなが尊重される学校・園~』を発行した。子どもの権利を学校・学級づくりに取り入れるためのポイントが図解されている。
CREでは、子どもも教師も「子どもの権利」について学び、それが実現される環境や学習を共につくっていくことを通じて、お互いの権利を尊重し合うことへの意識を高め、学校を誰もが居心地のいい空間にすることを目指す。
ハンドブックでは、子どもの権利の基本理念をはじめ、CREが重視する▽権利を通しての学び▽権利のための学び▽権利としての学び▽権利についての学び――が、子どもたちの成長や学校にどのような効果をもたらすのかを整理。子どもの権利について学ぶ実践のヒントとして、学級憲章をつくる活動や、子どもの権利条約の各条文のポイントを絵で表したカード教材などを紹介している。
ハンドブックは、9月中に全国の学校や幼稚園などに配布される。また、日本ユニセフ協会のホームページでも公開されている。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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