新型コロナウイルスの感染拡大によって中止が決まった「第76回国民体育大会(三重とこわか国体)」について、室伏広治スポーツ庁長官は9月10日に開いた記者会見で、参加予定だった選手に、出場資格を得ていた証明書を発行すると発表した。特に国体の成績などを基にスポーツ推薦で進学を検討していた中学生や高校生に配慮した措置で、9月下旬までに各選手に送付する。
出場資格証明書は長官名で発行し、合わせてスポーツ庁から教育委員会や大学などに対して、入試などでこの証明書を評価に用いることが可能であることも通知する。
会見で室伏長官は「特に進路が関係する中高生が(国体中止で)不利益を被らないよう、証明書を長官名で出し、今後の進路などに活用していただけるようにしたい」と、入試での活用を呼び掛けた。
新型コロナウイルスの感染拡大による国体の中止は、昨年から2年連続となるが、スポーツ庁として出場資格証明書を発行するのは今回が初めて。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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