国立成育医療研究センターはこのほど、新型コロナウイルスの流行が子どもたちの食事に与えた影響について、全国調査した結果を公表した。昨年の初めての緊急事態宣言中、バランスの取れた食事を食べられない子どもが増加していたことが明らかとなり、その影響は特に世帯所得の低い家庭で大きかった。
調査結果によると、昨年4~5月の緊急事態宣言下では、「肉、魚、卵」と「野菜」の両方を含むバランスの取れた食事を1日2回以上、食べている子どもの割合は、世帯収入に関わらず低下していたが、特に世帯人員1人当たりの平均所得が低い家庭ほど、その割合は大きく落ち込んでいた(=グラフ)。
また、感染拡大前と調査を行った昨年12月時点での、保護者の食事に対する意識を尋ねたところ、平均所得が低い家庭では高い家庭と比べて、食事を作る時間の余裕や食事を作る心の余裕が減った、食材や食事を選んで買う経済的余裕が少なくなったといった回答の割合が高いなど、食事の準備への負担感が増している傾向がみられた。
同調査は昨年12月に全国の小学5年生、中学2年生の子どもがいる世帯から、無作為に抽出された3000世帯の家庭に対して行い、1551世帯から回答を得たものを分析した。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
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江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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