新型コロナウイルスの水際対策の緩和により、3月中旬以降の留学生の来日を週1万人程度と見込んでいることを、末松信介文科相が3月11日、閣議後の会見で明らかにした。文科省では同日、留学生の来日を促進するためのスキームに基づき、出入国在留管理庁と共に設置したサポートセンターで搭乗のための申請受付を開始した。
会見で末松文科相は「文科省としては本スキームを活用いただいて、4月から開始される新学期に向けて、留学生の皆さまが着実かつ円滑に入国できるように全力で取り組んでまいりたい」と話した。
文科省と出入国在留管理庁は、留学生の来日にあたって、3月14日から1日7000人に緩和される一般入国者枠とは別に、比較的搭乗者の少ない月曜から木曜の平日に1日1000人の枠を設けて入国の促進を図るスキームを設けた。来日準備の整った留学生を大学側がまとめてサポートセンターに連絡し、航空会社との搭乗券の調整が図られる。
これに一般枠内で平日1日当たり1000人、金曜から日曜の週末に2000人を見込み、枠外と合わせて概算で週1万人程度の来日が可能とみている。文科省では来日を希望する留学生の総数を約11万人と推計しており、このスキームなどにより、5月末までに大半が来日することを期待しているという。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
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江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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