警察庁は3月10日、2021年に起きた少年非行などの集計を発表した。小学生から高校生までのいじめに起因する事件の検挙・補導人員は198人で、前年と比べほぼ横ばいだった。校内暴力事件は587件で、前年より80件増加。特に小学生の事件数は1.5倍に増加した。
発表によると、いじめに起因する事件は139件発生し、そのうち132件がいじめによる事件、7件がいじめの仕返しによる事件だった。いじめに起因する事件の検挙・補導人員は▽小学生 64人(前年比13人増)▽中学生 91人(同12人減)▽高校生 43人(同2人減)。いじめに起因する事件を犯罪種別に見ると、暴行が最も多く51件、次いで、傷害の28件、児童買春・児童ポルノが14件などだった。インターネットを利用した事件は16件あった。
校内暴力事件は▽小学生 159件(同53件増)▽中学生 342件(同35件増)▽高校生 86件(同8件減)――で、小学生での増加が目立つ。教師に対する暴力事件は196件あり、前年よりも22件増加した。小学生で30件(同8件増)、中学生で155件(同13件増)、高校生11件(同1件増)だった。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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