ユネスコ無形文化遺産に登録されている和食に興味を持ってもらおうと、農水省と文科省、ユネスコ・アジア文化センターはこのほど、小学生向けに和食について学べる教材「わたしたちと『和食』」を制作した。農水省では、和食の全体像を学校現場で分かりやすく伝え、和食の文化を継承するツールとして活用を呼び掛けている。
今回制作された教材は、小学校低学年、中学年、高学年向けにそれぞれ児童用と指導者用があり、指導者用には授業への取り入れ方や指導計画、授業展開例なども掲載。これとは別に、中学年と高学年には動画も用意されているほか、授業や給食だよりで利用可能なイラスト集などもある。
教材では、和食の特徴や各地で採れる旬の食材を使った料理、和食ならではの調理法などを紹介。国連の持続可能な開発目標(SDGs)に関連したコラムを設けたり、中学年・高学年向けの教材には最後にワークシートを設けたりして、グローバルな視点から、自分事として日本の食文化を考えられるように工夫した。
これらの教材は農水省の和食に関する特設サイト「おうちで和食」からダウンロードできる。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
広告ブロック機能を検知しました。
このサイトを利用するには、広告ブロック機能(ブラウザの機能拡張等)を無効にしてページを再読み込みしてください