文科省は7月28日、小学6年生と中学3年生の全児童生徒を対象に悉皆(しっかい)方式で実施した、2022年度全国学力・学習状況調査の結果を公表しました。今年は4月19日に行われ、調査対象者の在籍する学校を所管する全教育委員会と、小学校は1万8867校の97万8111人、中学校は9762校の92万8509人が参加しました。(参照記事:【全国学力調査】臨時休校の8割超 オンラインで授業を実施)
同調査は教育政策のエビデンスとしての活用や、児童生徒の学習上の課題を学校が把握して改善できるようにする目的で毎年行われていますが、一方で自治体間や学校間の点数競争が引き起こされるなど、本来の目的とは異なる利用や受け止め方をされているといった指摘もあり、悉皆方式から一部の学校だけを抽出する調査方式への変更を求める声もあります。
あなたは、全国学力・学習状況調査は悉皆方式と抽出方式のどちらがいいと思いますか?
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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