コロナ休校30校に 学年・学級閉鎖は696校

コロナ休校30校に 学年・学級閉鎖は696校
iStock.com/smartboy10
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 新型コロナウイルス感染症の影響により臨時休校・休園を行っている全国の公立学校・幼稚園は9月1日時点で30校(全体の0.1%)となり、前回調査の夏休み前(7月13日時点)より69校減少したことが9月13日、文科省の集計で分かった。学年・学級閉鎖を行っている学校・園も前回調査より1849校減って696校で、7月ごろから始まった第7波の拡大前の水準にほぼ戻った。

 学校種別に見ると、学校・園全体で臨時休校・休園を行っているのは▽幼稚園3校(全体の0.1%、前回調査比0.6ポイント減)▽小学校13校(同0.1%、同0.2ポイント減)▽中学校4校(同0.04%、同0.3ポイント減)▽高校7校(同0.2%、同0.1ポイント増)▽特別支援学校3校(同0.3%、同0.1ポイント増)――の計30校。前回調査よりも増加したのは、高校と特別支援学校でそれぞれ2校、1校増えた。

 一方、学年・学級閉鎖を行っている学校・園は▽幼稚園9校(同0.3%、同1.5ポイント減)▽小学校458校(同2.4%、同6.6ポイント減)▽中学校140校(同1.5%、同4.7ポイント減)▽高校68校(同1.9%、同2.8ポイント減)▽特別支援学校21校(同1.9%、同2.3ポイント減)――の計696校で全体に占める割合は2.0%となり、全ての校種で減少している。

 各都道府県の状況を見ると、臨時休校・休園が多いのは、北海道(6校)、岩手(5校)、山形(4校)。学年・学級閉鎖が多いのは、北海道(74校)、長野(61校)、広島(55校)、埼玉(45校)だった。

 新型コロナウイルス感染症の学校への影響は、第7波拡大前の6月13日時点では臨時休校・休園が44校、学年・学級閉鎖が572校だったのに対して、7月13日時点ではそれぞれ99校、2545校に急増。夏休み明けの今回の調査では、第7波の収束傾向とともに大きく減少していた。

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