病気や災害、自死などで親を亡くした子どもや、親が障害で働くことが困難な家庭の子どもを支援するあしなが育英会は9月13日、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)と共同で、大学進学を目指す高校3年生に受験費用を給付する奨学金を新たに始めると発表した。医療・保健分野も含む理系人材の育成を目的に、理系の大学生向けに返還不要の奨学金も合わせてスタートする。
MUFGが毎年資金提供を行う長期プロジェクトとして始まるこの「あしながMUFG奨学基金」は、大学進学支援と理系大学生支援の2つの柱からなる。
大学進学支援では、約800人の高校3年生を対象に、大学進学に必要な交通費や宿泊費を含む受験費用として30万円を給付する。進学先の文系・理系は問わない。
もう一方の理系大学生支援では、医療・保健分野を含む理系の学生約300人を対象に、入学から卒業まで、毎月4万円を給付する。大学院生は対象外となる。
あしなが育英会では学習意欲などを基に、あしなが奨学生の中から対象者を選定する。最初の奨学金の給付対象者には今年度中に奨学金が振り込まれる予定。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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