来年1月に行われる大学入学共通テストの出願受け付けが9月26日、東京都目黒区の大学入試センターで始まった。同センターによると、初日は6495人が申し込んだ。出願は郵送で受け付け、期間は10月6日まで(当日消印有効)。同センターは、前回と同じくらいの50万人程度が申し込む見込みとしている。
同センターが発表した26日午後5時現在の出願者数は、高校等卒業見込者が5558人(前回の受け付け初日6868人)、高校卒業者等が937人(同1354人)の計6495人(同8222人)。前回の志願者数は53万367人、受験者数は48万8384人で、受験率は92.08%だった。
同センターによると、共通テストを利用する大学や短大等の数は5月1日現在で870校(前回863校)。内訳は▽国立大学82校▽公立大学94校▽私立大学535校▽公立専門職大学2校▽私立専門職大学6校▽公立短期大学12校▽私立短期大学139校。
来年の共通テストは本試験が来年1月14・15日、追試験が28・29日に行われる。前年同様、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、文科省は全国47都道府県に追試験の会場を設置するよう、各都道府県や政令市の教育委員会に通知している。追試験の対象者は▽疾病(インフルエンザ・ノロウイルス・新型コロナウイルス・風邪などを含む)・負傷により試験を受験できない人▽試験場に向かう途中の事故により試験を受験できない人▽その他やむを得ない事由(両親等の危篤・死亡、自宅の火災など)により試験を受験できない人――となっている。
また、前年の共通テストで電子機器を使用した不正行為が発覚したことを受け、使用してはいけない電子機器としてタブレット端末、イヤホン、音楽プレーヤーを追加した。