厚労省のリーフレット活用を マスクについて教委などに通知

厚労省のリーフレット活用を マスクについて教委などに通知
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 厚労省がマスク着用に関する新たなリーフレットを作成したことに合わせ、文科省は10月19日、マスク着用の考え方について、都道府県の教育委員会などに事務連絡で改めて周知した。これまでの考え方に変更はないとした上で、リーフレットも活用して、活動場所や場面に応じたメリハリのあるマスク着用を引き続き行うよう要請している。

厚労省が新たに作成したマスク着用に関するリーフレット
厚労省が新たに作成したマスク着用に関するリーフレット

 厚労省が作成した新たなリーフレットでは、マスク着用について、場面に応じた適切な着脱を求めている。屋外では季節を問わず、マスク着用は原則不要としている。徒歩や自転車での通勤・通学や人とすれ違う時、2メートル以上の距離を保って、会話する際も不要とした。屋内では距離が確保でき、会話をほとんど行わない場合を除き、マスク着用を呼び掛ける一方、十分な換気など、感染防止対策を講じている場合は外すことも可としている。

 その上で、手洗いや三密の回避を含めた基本的な感染対策にメリハリをつけるよう強調。高齢者に会う時、病院に行く時、通勤ラッシュ時や人混みの中ではマスクを着用するよう呼び掛けた。

 このリーフレット作成に合わせ、文科省が行った事務連絡では、学校におけるマスク着用の考え方について改めて通知。「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」やこれまでの事務連絡などで示した、▽十分な身体的距離が確保できる場合には着用の必要がないこと▽体育の授業や運動部活動の活動中、登下校の際には、感染対策上の工夫や配慮を行いながら、児童生徒に対してマスクを外すよう指導すること▽小学校就学前の幼児には、マスクの着用を一律には求めないこと――といった考え方に変更はないとした。

 その上で、厚労省のリーフレットも活用して、児童生徒や保護者などの理解・協力を得ながら、引き続き、学校現場においても、活動場所や活動場面に応じたメリハリのあるマスクの着用が行われるよう求めた。

 マスクの着用に関しては、10月3日の臨時国会で行われた所信表明において、岸田文雄首相も「引き続き屋外では原則不要」とし、「近くで会話しない限り、屋外での必要はない」と強調。「基本的な感染対策はメリハリをつけて、マスクは場面に応じた適切な着脱に努めてほしい」と呼び掛けている。

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