学習指導要領の性に関する「はどめ規定」について、永岡桂子文科相は10月26日に衆議院文科委員会の質疑で、「撤廃することは考えていない」と答弁し、規定を見直す考えがないことを明らかにしました。現行の学習指導要領にはいわゆる「はどめ規定」が2カ所あり、同24日に立憲民主党が文科省に提出した申し入れ書に、その撤廃が盛り込まれていました。永岡文科相は「性に対する価値観は多様。全ての生徒に共通する指導内容としては『妊娠の経過は取り扱わない』としているが、文科省としては、子供たちが性に関して正しく理解し、適切な行動がとれるように、現行の学習指導要領に基づく着実な指導に努めていく」と述べ、理解を求めました。(参照記事:性教育のはどめ規定「撤廃せず」 永岡文科相が国会で答弁)
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次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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