志願者数増加に一手、教員として働く魅力をTikTokで発信 山梨

志願者数増加に一手、教員として働く魅力をTikTokで発信 山梨
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 山梨県はこのほど、ショートムービープラットフォーム「TikTok」と連携し、教員として働く魅力の発信を目的としたプロモーションを開始した。教員採用試験の平均倍率が減少を続ける中、若年層に支持されている媒体を活用し、教員志願者数の増加を図る狙い。

 同県によると、同県の来年度採用の教員採用試験の倍率は3.07倍。前年度より0.02ポイント減り、過去最低だった。受験区分別では小学校が1.9倍(前年度1.9倍)と最も低くなっている。

 そうした中、「TikTok」が持つ若年層への拡散性に着目。進路選択の時期にある高校生・大学生に向けて、同県で教員として働くことの魅力をショートムービーで発信することで、教員志願者数の増加を目指す。

 アカウント名は「先生のミリョク【山梨県公式】」。初回の配信では、現役の高校教員にインタビュー。教員生活で印象的な思い出や教員を目指したきっかけを、普段の授業の様子と合わせて約90秒の動画で紹介している。

山梨県がTikTokで開設したアカウント「先生のミリョク」で配信した映像(山梨県提供)
山梨県がTikTokで開設したアカウント「先生のミリョク」で配信した映像(山梨県提供)

 毎週木曜日に投稿予定。今後は児童生徒との交流や休み時間の過ごし方などを配信する計画で、同県の知事政策局地域ブランド推進グループは「教員の日常や職場の雰囲気をリアルに伝えることを目指し、親しみやすく、分かりやすい表現でその魅力を発信する」としている。

 また、同県の斉木邦彦知事政策補佐官(元同県教育長)は「教職は子供たちを励まし、子供たちと共に成長することができる、大変やりがいのある仕事。今回の取り組みで配信される動画には、児童生徒のために日々奮闘する山梨県の教員の姿が映し出されている。これらの動画を通して、本県で教員として働いてみたいと、一人でも多くの方に思っていただけることを願っている」とコメントした。

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