今年のクリスマスプレゼントの平均予算額が、ここ5年間で最低となったことが11月30日、玩具メーカーのバンダイが行った保護者への調査で分かった。63.7%の回答者が、親が想定するクリスマスプレゼントの予算と、子どもへ実際に贈るクリスマスプレゼントの予算にはギャップがあると答えていた。
調査は11月4~6日に、3~12歳の子どもがいる25~59歳の男女600人にインターネットで実施した。
クリスマスプレゼントとして贈りたいものは、ブロックやパズル、サイエンス玩具、プログラミング玩具などの知育系アイテムが最も高く13.9%で、ゲームソフトの13.5%と肩を並べた。クリスマスプレゼントを選ぶ際のポイントを複数回答で尋ねると、「子どもの好きや希望を重視する」が最も高く41.5%、次いで「年齢相応の価格帯」(31.0%)、「長く遊べそう」(17.2%)、「知育・教育によさそう」(16.8%)の順だった。
プレゼントの予算の平均金額は7961円で、昨年の調査結果と比べると915円減少。過去5年間で最も低かった。予算のボリュームゾーンは4000円以上6000円未満が最も多く、41.1%を占めた。
想定するプレゼントの予算と、実際に送るプレゼントの価格の関係が、「想定より高くなる」と答えたのは38.2%、「想定より安くなる」と答えたのは25.5%だった。こうしたギャップが生じる理由を複数回答で聞いたところ「子どものリクエストが想定より高かった」(14.7%)や「年に一度のイベントのため高くなった」(12.5%)、「子どものリクエストが想定より安かった」(10.0%)、「子どものおねだりが強力で高くなった」(7.7%)などが挙がった。