コロナ禍での海外旅行・留学 18歳の3割が断念した経験

コロナ禍での海外旅行・留学 18歳の3割が断念した経験
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 日本の18歳前後の若者の3割が、コロナ禍で海外への旅行や留学などを諦めた経験があることが12月8日、日本財団が行っている「18歳意識調査」で明らかとなった。政府の水際対策の緩和によって、海外旅行に行きたいと思うと答えた人は6割近くに上るなど、意欲が高まっていることがうかがえる結果がみられた。

 調査は10月21~25日に、全国の17~19歳の男女1000人に対してインターネットで実施。「18歳意識調査」としては51回目となる。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、海外に行くことを断念した経験があるかを複数選択で尋ねたところ、70.5%は「海外へ行くことを断念した経験はない/もともと海外へ行く予定はなかった」と回答した一方で、▽海外旅行に行くことを予定・希望していたが、断念した経験がある 13.0%▽海外留学に行くことを予定・希望していたが、断念した経験がある 9.5%▽その他目的で海外に行くことを予定・希望していたが、断念した経験がある 9.6%――と、約3割の人は何かしらの目的で海外へ行くことを諦めた経験をしていた。

 また、政府の水際対策の緩和で、10月11日以降、海外から日本に入国後・帰国後の入国時検査や自宅等待機期間がなくなったことを受けて、「海外旅行に行きたいと思う」と答えたのは29.5%、「どちらかといえば海外旅行に行きたいと思う」と答えたのは26.0%だった。その一方で、「新型コロナウイルスの感染状況や水際対策の実施状況にかかわらず、海外旅行に行きたいと思わない」という回答も24.0%あった。

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