文部科学省が昨年3月にまとめた「教育データの利活用に係る留意事項」(第1版)について、同省は1月12日、今年度中に第2版を公表する方針を明らかにした。同日開かれた教育データの利活用に関する有識者会議の第19回会合で報告した。第2版では、教育委員会や学校での学習ツールの導入について、具体的な事例を追加する。
第1版では、「総論編」と「Q&A編」を設け、個人情報の適正な取り扱い、プライバシーの保護、セキュリティー対策の観点から留意点をまとめている。第2版ではこれに加えて「事例編」を設け、具体的な事例を通して、学校現場での学習ツールの導入における留意点をイメージしやすいようにする。
事例編では「留意点と具体的な対応」「ユースケース」を盛り込んでおり、「留意点と具体的な対応」では、さまざまな学習ツールに共通して留意すべき点を、「ユースケース」では準備から導入、利用に至るまで、どの段階で何に留意すべきかを具体的に示す。 同省は個人情報保護委員会の助言や関係省庁との調整を踏まえ、パブリックコメントを実施し、意見を反映した上で、年度内をめどに第2版として公表する。現行の第1版と、ポイントをまとめたリーフレットは文科省のウェブサイトで読める。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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