「教員の働き方」について小学生の保護者500人にアンケートを実施したところ、8割を超える保護者が「教員は忙しそうだ」と感じていることが、塾や習い事に関する総合情報サイト「テラコヤプラス by Ameba」の調査結果でこのほど分かった。教員が忙しそうだと思う理由については、「保護者への対応」が25.4%と最も多く、「授業以外の事務仕事」「生徒の個別対応」などが続いた。
調査結果によると、保護者に「教員は忙しそうだと感じているか」を聞いたところ、「とてもそう思う」は34.4%、「そう思う」は48.4%で、合わせて8割を超える保護者が教員は忙しそうだと感じていることが分かった。
「忙しそうだと思う理由」については、「保護者への対応」が25.4%で最も多く、「授業以外の事務仕事」22.2%、「生徒の個別対応」13.3%、「行事やイベントの企画と実施」12.3%、「ICT教育など、新たな教育の導入」9.9%と続いた。
さらに、教員の負担軽減に向けた取り組みについて、保護者がどう感じているかを聞いたところ、「子どもにもいい影響があるのではないか」と期待している取り組みは、「教科担任制の導入や専科指導教員の採用」が38.2%と最も多く、「スクールカウンセラーの配置」が27.6%、「課外活動(部活動やクラブ)指導の地域移行」が21.4%だった。
この結果について、調査をした「テラコヤプラス by Ameba」を運営するCyberOwlの担当者は、「世間で話題になるのはいわゆる『モンスターペアレント』だが、実際には教員を気遣う保護者や教員に感謝している保護者の方が割合としては多かった。教員の働き方改革について理解し、協力したい保護者は多いのではないか」と話した。
同調査は3月31日から4月14日まで、全国の小学生の保護者500人を対象にインターネット調査で行われた。