文科省は6月2日、来春の大学入試の基本方針を示す2024年度大学入学者選抜実施要項を、都道府県の教育長や各大学などに通知した。大学入学共通テスト本試験の日程は、来年1月13・14日。新型コロナウイルスの5類感染症移行を踏まえ、「影響が一部残るものを除き、コロナ前に戻すことを基本」とした。
コロナ禍での特別措置を解除することとして、47都道府県に設けていた追試験の会場を、コロナ前の東日本・西日本2会場に戻すほか、マスクの着用や濃厚接触者の扱いなどを定めた試験実施のガイドラインは、今年度は作成しないとした。
一方、現高3は高校入学以降、今年5月までコロナ禍の影響を受けていたことに配慮し、コロナ禍の影響で中止・延期となった大会や資格・検定試験に参加できず、その結果や成績を調査書に記載できない場合でも、不利益に扱わない対応を引き続き要請した。
またコロナ前の大学入試センター試験では通常、本試験の1週間後に追試験を行っていたが、来年度は移行措置として、コロナ禍で共通テスト本試験の2週間後とした対応を継続し、1月27・28日に追試験を実施するとした。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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