ChatGPT、7割の保護者が子どもの利用に肯定的 民間調査

ChatGPT、7割の保護者が子どもの利用に肯定的 民間調査
ChatGPTなどの生成AIについて、小中学生の保護者226人を対象にアンケートを実施したところ、約7割の保護者が子どもに利用させることに肯定的なことが、CA Tech Kids が6月13日に発表した結果から分かった。保護者からは「これからAIがより発展していく中で避けては通れない。子どもの頃から向き合い、正しい姿勢で理解する必要があると思う」などの意見が寄せられた。
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 ChatGPTなどの生成AIについて、小中学生の保護者226人を対象にアンケートを実施したところ、約7割の保護者が子どもに利用させることに肯定的なことが、CA Tech Kids が6月13日に発表した結果から分かった。保護者からは「これからAIがより発展していく中で避けては通れない。子どもの頃から向き合い、正しい姿勢で理解する必要があると思う」などの意見が寄せられた。

 アンケート結果によると、子どもが生成AIを使うことについて「積極的に利用させたい」は21%、「適度に利用させたい」は32%、「不安はあるが経験させたい」は18%で、約7割の保護者が肯定的に捉えていた。また28%が「これから一緒に考えたい」と前向きな姿勢を示した。「不安で触らせたくない」との意見は1%あった。

 学年別にみると、肯定的な意見(「積極的に利用させたい」「適度に利用させたい」「不安はあるが経験させたい」)は、小学1~3年生で69%、小学4~6年生で74%、中学1~3年生で71%だった。

 一方、保護者自身がChatGPTについてどの程度、理解しているか尋ねたところ、59%が「名前は聞いたことがある程度」と回答した。「基本的なことは理解している」が37%、「かなり詳しく理解している」が2%、「まったく理解していない」が2%と続いた。さらに利用経験を尋ねたところ、72%の保護者が「使ったことがない」と回答した。

 同社が運営する「ChatGPT親子体験イベント」の参加者からは、「これからAIがより発展していく中で避けては通れない。子どもの頃から向き合い、正しい姿勢で理解する必要があると思う」「使い方によっては注意が必要な面もあると思われるので、そういった点も考慮させつつ利用させたい」などの意見があった。

 アンケートは、同社のイベントに参加した小中学生の保護者226人を対象に、4月14日から5月28日にかけてインターネット経由で実施された。

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