国の教育改革について、島根県の丸山達也知事は6月30日に行われた定例記者会見で、教員不足や大学入試改革などの問題に触れながら「今の学習指導要領が中身を盛り込み過ぎだと思う」と述べました。丸山知事は文科省に対して「中教審で検討してOKをもらっているのだろうが、そこで決めたことが下りてきて、学校の先生が対応せざるを得ないのは大変だ。文科省自身が、改めるべきところを改めないと駄目なのではないか」と、学校現場の状況を踏まえない政策の進め方に苦言を呈しました。(参照記事:「指導要領に盛り込み過ぎ」 丸山島根県知事が国に苦言)
あなたは、学習指導要領は中身を盛り込み過ぎだと思いますか?
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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