文科省は8月31日、不登校児童生徒の実態に配慮して特別の教育課程を編成できる「不登校特例校」の名称を、「学びの多様化学校」と変更することを決め、同日開かれた「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策推進本部」の第2回会合で公表しました。本部長である永岡桂子文科相は新しい名称について、「一人一人の子供が自分のペースややり方を大事にされ、多様な学びが保障される学校の在り方を表現したいという思いが込められたもの」と説明しました。新名称は全国24校の不登校特例校の児童生徒・教職員から意見を募り、同本部による審査の結果、東京都在住の教職員の案が採用されました。(参照記事:不登校特例校改め「学びの多様化学校」に 文科省が名称変更)
あなたは、不登校特例校の名称を「学びの多様化学校」に変更することを、評価しますか?
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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