運動会後の児童30人、熱中症疑いで搬送 滋賀県彦根市

運動会後の児童30人、熱中症疑いで搬送 滋賀県彦根市
iStock.com/takasuu
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 9月28日午前11時15分ごろ、滋賀県彦根市立佐和山小学校で、運動会に参加していた児童30人が熱中症の疑いで病院に運ばれた。いずれも軽症か中等症で、命に別状はないという。

 彦根市教委によると、同校では朝から運動会が開催されていた。暑さ対策として2日間に分けて午前中のみ開催しており、初日の28日は屋外で徒競走や障害物競争など陸上競技を中心に実施。児童は、午前11時の運動会終了後に相次いで体調不良を訴えたという。

 病院に搬送された児童は6年生25人、5年生3人、4年生1人、2年生1人の合計30人。中等症が10人、軽症が20人でいずれも命に別状はない。

 同校では熱中症予防対策マニュアルを策定しており、それを踏まえて運動会を開催。校庭に暑さ指数を測定・表示できる機器を置き、運動会中も教員らが確認していた。午前10時半ごろに暑さ指数が「厳重警戒(激しい運動は中止)」を示したため、低学年の児童を校内に移動させるなどの措置も取っていたという。

 環境省の発表によると、同市の28日午前9時の気温は27.3度だったが、午前11時に31.1度まで上昇。暑さ指数は29.2で「厳重警戒」を示していた。

 市教委の担当者は「今後のことは協議した上で決めていく」と説明した。

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