北海道産のホタテを全国の学校給食に無償で提供します――。中国が日本の水産物の輸入を停止したことを受け、地元の水産事業者が深刻な影響を受けている北海道茅部郡森町が9月30日から、こうした呼び掛けを始めた。打撃のあった町内の水産加工業者への救済策としてホタテを買い取り、全国の学校給食に無償で提供する。担当者によると、同様の取り組みを全国規模で実施するのは珍しいという。
先月30日の夕方から応募を開始し、10月2日午前11時時点ですでに15自治体、8万食の応募があった。同町では当初想定していた10万食から、40万食に数量を増やし対応するという。
提供予定のホタテは大きさにばらつきがあるものの、直径3.5~5㌢ほどの3Sサイズか4Sサイズ相当。サイズは選べない。児童生徒1人当たり3粒を目安に提供する。
希望する自治体は、同町のホームページの専用フォームからのみ申し込が可能。1自治体1回限りで、児童生徒の人数や配送先、配送希望時期などを入力して応募する。その後、同町の担当者より連絡があり、詳細を打ち合わせるという。配送料は同町が負担する。
応募期限は今月13日までだが、予定数量の上限に達し次第、締め切る予定。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
広告ブロック機能を検知しました。
このサイトを利用するには、広告ブロック機能(ブラウザの機能拡張等)を無効にしてページを再読み込みしてください