徳島県教育委員会は10月4日、2021年度から県立高校・中等教育学校の全学年で使用している1人1台の学習者用端末のうち、今年4月以降に17%が故障していたと発表した。故障した端末の多くが、夏の暑さによるバッテリー膨張によるものと考えられる。
県教委によると、端末は中国メーカー製で、21年度に1万6500台を調達し、28校ある県立高校・中等教育学校の全学年の生徒に配布して使用しているもので、今年4月から9月にかけて2859台が故障。特に7月以降に急増していた。端末は校内の充電保管庫に入れて管理していたが、生徒がいない時間帯は校内に冷房が入らないことから、夏の暑さで保管庫の中も高温になったことによるバッテリー膨張が原因とみている。
学校では現在、使用できる端末を複数の生徒で共有するなどして対処している。県教委の担当者は「あまりにも数が多くて困っている。修理のための予算の問題もあり、今後対応を検討したい」と話している。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
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江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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