生徒用端末の17%が故障 暑さでバッテリー膨張、徳島県

生徒用端末の17%が故障 暑さでバッテリー膨張、徳島県
iStock.com/Vladyslav Horoshevych
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 徳島県教育委員会は10月4日、2021年度から県立高校・中等教育学校の全学年で使用している1人1台の学習者用端末のうち、今年4月以降に17%が故障していたと発表した。故障した端末の多くが、夏の暑さによるバッテリー膨張によるものと考えられる。

 県教委によると、端末は中国メーカー製で、21年度に1万6500台を調達し、28校ある県立高校・中等教育学校の全学年の生徒に配布して使用しているもので、今年4月から9月にかけて2859台が故障。特に7月以降に急増していた。端末は校内の充電保管庫に入れて管理していたが、生徒がいない時間帯は校内に冷房が入らないことから、夏の暑さで保管庫の中も高温になったことによるバッテリー膨張が原因とみている。

 学校では現在、使用できる端末を複数の生徒で共有するなどして対処している。県教委の担当者は「あまりにも数が多くて困っている。修理のための予算の問題もあり、今後対応を検討したい」と話している。

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