GISを活用した地理の授業を小中学校でも 杉並区で検証事業

GISを活用した地理の授業を小中学校でも 杉並区で検証事業
「地図太郎Lite for Education」のイメージ(東京カートグラフィック提供)
【協賛企画】
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 学校現場での地理情報システム(GIS)を利用した地理教育の普及に向けて、地図を専門とする企業である東京カートグラフィックは10月31日、東京都杉並区の小中学校で、同社が開発したウェブGISアプリを活用した授業の検証事業を行うと発表した。高校の現行学習指導要領で「地理総合」が必履修科目となり、地理教育の重要性が高まる中で、小中学校の段階から地理教育を強化していく狙いがある。

 同社の教育向けのウェブGISアプリ「地図太郎Lite for Education」は2020年にリリースされ、すでに中学校や高校の地理教育で活用が進んでいる。国内外の300種以上の地図を簡単に重ね合わせて表示でき、色分けや面積・距離などの計測が可能。社会科の地理分野だけでなく、防災や環境問題などさまざまなテーマの学習に活用できるようになっている。

 小学校や中学校での活用を研究しようと24年3月末まで行われる検証事業では、公募に応じた杉並区立の小学校2校、中学校4校に「地図太郎Lite for Education」のライセンスと関連資料を提供。アンケートなどを踏まえ、GISの学校現場でのさらなる有効な利用方法を提案する。

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