運動苦手な子の過半数、からかわれる不安あり 小中学生を調査

運動苦手な子の過半数、からかわれる不安あり 小中学生を調査
iStock.com/recep-bg
【協賛企画】
広 告

 運動やスポーツが苦手な子どもの過半数が、自分の運動能力についてからかわれる不安がある――。全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)がこのほど公表した、小中学生400人を対象にしたアンケート結果でこんな傾向が分かった。

 アンケートは10月から11月にかけて、全国の小中学生400人を対象にインターネット経由で実施。運動やスポーツを巡る意識や経験について尋ねた。

 その結果、39.8%の小中学生が、運動やスポーツを「苦手」または「やや苦手」と回答した。このうち「苦手」と回答した子どもに、自分の運動能力を周りから笑われたり、からかわれたりする不安があるか尋ねたところ、半数以上にあたる53.4%が不安を抱えていた。

 また、運動やスポーツで他人と比べられることについて、68.8%が「とても嫌だ」または「まあまあ嫌だ」と回答し嫌悪感を示した。団体競技で、自分が足を引っ張ってしまうのではないかと心配に思ったことがあったのは、71.8%に上った。

 さらに、体育の授業についても質問。「好き」または「やや好き」と肯定的に回答したのは69.0%を占める一方で、「嫌い」または「やや嫌い」と否定的に回答した小中学生は31.1%と3割を超えた。否定的な回答の割合を学校種別に見たところ、小学生で24.0%、中学生で38.0%と学齢が上がるにつれて苦手意識が高まっている傾向が読み取れた。

広 告
広 告