長野県教育委員会は1月18日、生理痛など生理による体調不良で県立高校入試を欠席した生徒を、新たに追検査の対象とする方針を明らかにした。また自然災害や入試当日に事故などに巻き込まれて受検できなかった生徒も対象とする。
県教委によると、これまでの追検査の対象は「新型コロナウイルス又はインフルエンザに感染し、重症化したことにより、学力検査当日に受検できなかった者」だった。新たな方針では、「身体・健康上の理由や災害・事故など、本人に帰責されないやむを得ない事由により、学力検査当日に受検できなかった者」と、対象を拡大。生理による体調不良に加えて、自然災害や試験会場に向かう途中に事故・事件に巻き込まれたケースも対象とする。
適用するのは、今年3月に実施される県立高校入試の後期選抜から。
県教委の担当者は「対象範囲をこれまで以上に広げ、より多くの受検者の受検機会を保障したい」と狙いを話した。
生理による体調不良を巡っては昨年12月、文部科学省が全国の都道府県教委などに向けて高校入試の追試験の対象とするよう文書で求めた。これまで国として具体的な方針を示しておらず、各自治体によって対応が分かれていた。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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