こども家庭審議会は1月29日、第4回総会を開き、こども大綱などに基づき、6月に政府が取りまとめる「こどもまんなか実行計画」に向けて、調査審議を始めることを決めた。基本政策部会を中心にこども・若者の意見を聞きながら、5月中旬をめどに同審議会としての意見をまとめる。
昨年末に閣議決定したこども大綱では、閣僚会議である「こども政策推進会議」で、具体的に取り組むこども関連施策を「こどもまんなか実行計画」として取りまとめることが定められている。「こどもまんなか実行計画」は毎年6月ごろに改定されることになっており、各施策の実施状況や数値目標・指標の評価・検証を踏まえて、関係府省庁の次年度予算の概算要求に反映させることで、PDCAサイクルで効果的に施策を前に進めていく意図がある。
この「こどもまんなか実行計画」の取りまとめに向けて、この日のこども家庭審議会では調査審議を行うことを決定。こども大綱の実施に基づく施策の実施状況の検証・評価を担当する基本政策部会を中心に、3月下旬をめどに各分科会、部会から意見を提出したり、これまでこども・若者や子育て当事者から寄せられた意見の再整理や、こども・若者から意見を募る「こども若者★いけんぷらす」を活用した意見聴取を行ったりして、5月中旬までに審議会としての意見を取りまとめる。