【私を支えた「この一冊」(41)】授業で鍛える

【私を支えた「この一冊」(41)】授業で鍛える
【協賛企画】
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 学校は忙しい。毎日何かが起きる。そして、その何かは年々多様化・複雑化している。しかし、いつの時代も子どもが授業を受けに学校に来ることは変わらない。学校生活の大半は授業である。

 「授業はトータルな人間形成の場である」「授業で鍛えられ、一時間一時間の自分の成長が自覚できることほど、子どもにとって嬉しいことはない」と野口先生はおっしゃっている。何歳になっても、そんな授業のできる教師になりたいと思う。

 この本が書かれてから40年近くたつが、「思い通りにはならない現実を逞しく生きる力を子どもたちにつける」という教育の根本は変わらない。子どもを鍛え、育てるとはどういうことか、基本に立ち返らせてくれる1冊である。

  (鈴木浩美・東浦町立藤江小学校長)

  

野口芳宏・著 明治図書
野口芳宏・著 明治図書

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