大学入試センターは2月6日、1月に実施した大学入学共通テストの平均点の最終集計を発表した。大学入試センター試験を通じて「政治・経済」が過去最低点となったほか、英語では2021年の共通テスト開始以降「リーディング」が同じく過去最低点だった。
同センターによると、今年度のセンター試験は志願者数が49万1914人で、うち45万7608人が受験。受験率は93.03%で、前年度より0.55ポイント上昇した。
本試験の教科別の確定平均点をみると、過去最低点だった「政治・経済」は44.35点。一方、過去最高点は「地学基礎」で50点満点中35.56点と、「中国語」で200点満点中172.08点だった。
「英語」は21年の共通テスト開始以降、リーディングが過去最低点で51.54点、リスニングが過去最高点で67.24点だった。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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