2023年夏の記録的な猛暑によって、児童生徒の熱中症が全国で相次いだことを受け、山形市教育委員会はこのほど、24年度から「暑さ指数」を自動で計測するセンサーを、市内の公立学校に試験的に配備することを決めた。気温が急激に上昇した際などに、屋外活動を実施するかどうかの判断に生かすという。
市教委によると、導入するセンサーは気温や湿度などを1分ごとに測定し、自動で暑さ指数を計算する。教員はパソコン上で数値を確認できる。リアルタイムのデータを測定し、気温が急激に上がった際、屋外活動の適否を速やかに判断できるのがメリットだ。また、屋外で定期的に気温などを計測する業務から、教員を解放する狙いもある。
市教委の担当者は「教員の負担軽減を図りつつ、児童生徒の熱中症予防につなげたい。また、教員がいつでも手元で暑さ指数を確認できることで、危機管理意識が高まることも期待している」と話した。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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