「暑さ指数」自動で測るセンサー導入へ 熱中症予防で山形市

「暑さ指数」自動で測るセンサー導入へ 熱中症予防で山形市
iStock.com/AlesVeluscek
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 2023年夏の記録的な猛暑によって、児童生徒の熱中症が全国で相次いだことを受け、山形市教育委員会はこのほど、24年度から「暑さ指数」を自動で計測するセンサーを、市内の公立学校に試験的に配備することを決めた。気温が急激に上昇した際などに、屋外活動を実施するかどうかの判断に生かすという。

 市教委によると、導入するセンサーは気温や湿度などを1分ごとに測定し、自動で暑さ指数を計算する。教員はパソコン上で数値を確認できる。リアルタイムのデータを測定し、気温が急激に上がった際、屋外活動の適否を速やかに判断できるのがメリットだ。また、屋外で定期的に気温などを計測する業務から、教員を解放する狙いもある。

 市教委の担当者は「教員の負担軽減を図りつつ、児童生徒の熱中症予防につなげたい。また、教員がいつでも手元で暑さ指数を確認できることで、危機管理意識が高まることも期待している」と話した。

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