医療機器が必要な子ども対象 災害対策マニュアルを改訂

医療機器が必要な子ども対象 災害対策マニュアルを改訂
iStock.com/AlexLMX
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 国立成育医療研究センターはこのほど、人工呼吸器などの医療機器が必要な子どもを対象にした災害対策マニュアルの改訂版を公表した。災害時に電源や酸素を確保する方法や、保護者が普段から準備しておくとよいものなどをまとめている。

 2019年に発行した「医療機器が必要な子どものための災害対策マニュアル」は、同年中に電子版で一度改訂を行って以降、改訂が行われていなかった。今回改訂された第3版では、関連する団体からの寄稿や新たな技術を活用した対策などの情報を更新し、医療機器が必要な子どもがいる家庭での自助・互助を中心に、具体的な対策のポイントを整理した。

 人工呼吸器などの電源の確保では、医療機器の専用外部バッテリーの用意や市販蓄電池の利用、自動車から電源を確保する方法、発電機の購入などを紹介。第3版では電動車を利用した電源の確保や、在宅酸素療法を受けている子どもを想定した酸素の確保に関する内容を充実させたほか、医療機器の進化に合わせてバッテリー作動時間などの数値も最新のものに見直した。

 マニュアルは国立成育医療研究センターHPから閲覧できる。

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