国立成育医療研究センターはこのほど、人工呼吸器などの医療機器が必要な子どもを対象にした災害対策マニュアルの改訂版を公表した。災害時に電源や酸素を確保する方法や、保護者が普段から準備しておくとよいものなどをまとめている。
2019年に発行した「医療機器が必要な子どものための災害対策マニュアル」は、同年中に電子版で一度改訂を行って以降、改訂が行われていなかった。今回改訂された第3版では、関連する団体からの寄稿や新たな技術を活用した対策などの情報を更新し、医療機器が必要な子どもがいる家庭での自助・互助を中心に、具体的な対策のポイントを整理した。
人工呼吸器などの電源の確保では、医療機器の専用外部バッテリーの用意や市販蓄電池の利用、自動車から電源を確保する方法、発電機の購入などを紹介。第3版では電動車を利用した電源の確保や、在宅酸素療法を受けている子どもを想定した酸素の確保に関する内容を充実させたほか、医療機器の進化に合わせてバッテリー作動時間などの数値も最新のものに見直した。
マニュアルは国立成育医療研究センターHPから閲覧できる。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
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江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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