学校や園での熱中症対策「水筒持参」6割 子供への声掛けが重要

学校や園での熱中症対策「水筒持参」6割 子供への声掛けが重要
iStock.com/shih-wei
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 夏場の子供への熱中症対策の意識と水筒の使用実態について、3歳から小学生の保護者を対象に調査した結果を、タイガー魔法瓶がこのほど公表した。小学校や保育所、幼稚園などでの熱中症対策として、「水やお茶を入れた水筒を持参させている」と答えた人が最も多かった。また、子供自身が水分補給を気にしているかという問いに対し、「気にして実践できている」と回答したのは半数以下にとどまった。

 同調査で保護者に熱中症対策を聞いたところ、「水やお茶を入れた水筒を持参させている」は58.7%と最も多く、続いて「水やお茶を入れたペットボトルを持参させている」が32.0%、「こまめに水分補給の時間を設けさせている(学校に求めている)」が16.2%、「学校の給水サーバーなどで水分補給をさせている」が15.1%だった。

 他にも「危険日の体育や部活動の中止を学校に求めている」(8.4%)、「熱中症について学びの場を設けることを学校に求めている」(5.3%)など、学校側への対応を求めているケースもあった。

 また、「夏場の子供の外出に対して健康面でどのような不安があるか」という問いに対しては、「熱中症」という答えが未就学児・小学生とも最も多く、続いて「水分不足」が挙げられた。一方で、「子供が水分補給を気にして実践していると思うか」という問いに対し、「気にして実践している」と答えたのは、未就学児・小学生とも半数以下だった。

 気象庁は6月から8月の3カ月について、全国的に暖かい空気に覆われやすく、全国的に平年より気温が高くなると予想している。タイガー魔法瓶は「熱中症対策はマイボトルを必需品として持たせるだけでなく、小まめに水分補給をするよう子供への声掛けや、増加傾向にある大容量ボトルの持参など、工夫が必要」としている。

 この調査は今年3月、3歳から小学校高学年の子を持つ20歳から49歳までの親を対象にインターネットで実施し、550人から有効回答を得た。

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