なかよく 進んで のびのびと~子どもが主役 笑顔あふれる大塚っ子の育成~ 稲沢市立大塚小学校

なかよく 進んで のびのびと~子どもが主役 笑顔あふれる大塚っ子の育成~ 稲沢市立大塚小学校
今年も満開を迎えた、正門に咲く桜
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 本校は、稲沢市の中心部に近い、田園風景が広がる地域で、儺追神事(はだか祭)で有名な国府宮神社から南西に位置している。今年度で創立52年を迎える。学区には大塚性海寺歴史公園があり、毎年6月には稲沢あじさい祭を開催している。

 本校では、学校教育目標の実現のために3つの柱を立て取り組んでいる。

相手を思いやり行動する子

 1年生から6年生までの全校児童を縦割りグループにした異学年交流「にこにこ活動」を実施している。にこにこ遊びは年間5回、6年生をリーダーとしてグループで交流を図っている。秋の運動会では児童会種目としてグループが赤白に分かれて、二人三脚を競い合った。低学年と高学年でペアを組むことで、高学年の児童が低学年の児童の動きに合わせるなど、温かい交流ができた。1月に、それぞれのグループがお店(遊び)を企画・運営し、他のグループに楽しんでもらう「にこにこまつり」が開催される。12月ごろからどんなお店にするか検討を始めて、遊び方や当日の役割を決めていく。どの学年の児童にも役割が与えられ、充実した活動になっている。児童の笑顔が溢れ、交流の成果が見られる。6年生には大変な活動であるが、成長が感じられ、大塚小学校の伝統となっている活動でもある。

自ら考え、主体的に学び合う子

 現職教育として「考えを広げ深める子の育成」を目指し、「話し合い活動」の充実に継続して取り組んできた。昨年度は「振り返り活動」に重点を置いて、授業展開などの工夫に取り組んだ。振り返りの質を向上させるために5つのポイントと13の視点を共通理解して振り返りから話し合い活動の充実に結び付けることを目指した。振り返りをすることで、話し合いの場面で進んで自分の考えや意見を持とうとする児童が増えた。また、習慣化することで振り返りの質が向上してきている。今後は、振り返りを自らの学びに生かしていく活動の充実を図っていきたい。

心身の健康を大切にする子

 体育の授業の始めに、可動域の向上と心肺機能の向上を狙いとした「TUKANOMARUダイナミクス」を考え、ウォーミングアップの充実を図った。児童の主体的な取り組みを目指し、運動会では体育委員を中心に、この「TUKANOMARUダイナミクス」をアレンジすることで低学年でもできる動きで効果が上がる運動を準備運動として作り上げることができた。また、ポイントを示した動画を作成したり、全体に伝えたりするなど児童が活躍する場となった。

 (文責・岡庭博之校長)

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