暑さ指数31度以上はスポーツ活動原則中止 JSPOの対応方針

暑さ指数31度以上はスポーツ活動原則中止 JSPOの対応方針
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 スポーツ大会の開催やスポーツ指導者の育成などを行う(公財)日本スポーツ協会(JSPO)は6月3日、スポーツ活動中の熱中症事故の多発を受け、スポーツ活動中の暑熱対策に関する対応方針を公表した。暑さ指数(WBGT)が31度以上の場合はスポーツ活動を原則中止にすることや、活動時間帯の変更や短縮などの対策を求めている。

 スポーツ活動中の暑熱対策に関する対応方針では、JSPOが開催する大会などにおいては、JSPOが策定した「熱中症予防運動指針」において、暑さ指数31度以上の場合はスポーツ活動を原則中止とし、特に子どもの場合には中止すべきとしている。

 また、暑熱環境下でスポーツ活動を実施する場合は▽競技ルールや慣例にとらわれず、参加者の休憩時間を設定する▽時間帯の変更や活動時間の短縮など、環境条件に応じて活動時間を調整する▽参加者が積極的に身体冷却を行える環境を整備する━━などの対策を講じるよう示している。

 その他、環境条件に応じてスポーツ活動を中止する可能性があることなど、暑さ指数に基づくスポーツ活動実施の可否判断を行うフローを取り決めて、参加者に事前に周知するよう求めている。

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