学校の働き方改革が喫緊の課題となる中、独自の時間割編成の工夫でゆとりを生み出す自治体や学校が出てきている。小学校で授業時間を45分から40分に短縮し、浮いた時間を教員のゆとりの時間とするケースや、夏休みなどに授業を行うことで学期中の負担を減らすケース、細かな工夫を積み重ねて下校時間を早めたケースなど、特色のある取り組みを5本の記事で紹介する。
●教員不足をきっかけに大改革を進めた兵庫県川西市立多田小学校
【40分授業午前5時間×学年・教科担任制①】 公立小の大改革
●夏休みなどに授業を行う一方、学期中の6時間授業を減らした茨城県守谷市
●授業時数の特例で生み出した時間を「教員の放課後時間のゆとり」に活用
【40分授業午前5時間制①】 働き方改革が進む東京都目黒区中根小
●子どもたちとの日々を観察し、短縮できる時間を生み出した長野県松本市立波田小学校(全3回)
●長年続いた土曜授業の廃止・縮小にかじを切った東京23区
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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