今年7月に小学4年生の児童が水泳の授業中にプールの中で溺れて死亡する事故が起きたことを受け、高知市教育委員会の松下整教育長は10月16日、その責任を取って辞職した。事故検証委員会が立ち上がり、高知市の9月の定例議会での対応も済んだことから、残りの任期を2カ月あまり残す形での辞職となった。
事故は今年7月5日午前10時52分ごろに、市立南海中学校のプールで発生。同中のプールを借りて水泳の授業を行っていた市立長浜小学校4年生の男子児童が溺れていることに他の児童が気付いた。すぐに救助され病院に救急搬送されたが、同日夜に亡くなった。
市教委では事故を受けて8月に専門家による事故検証委員会を立ち上げ、事故原因の解明や再発防止策について検討を開始した。松下氏は事故発生直後から道義的責任を感じていたといい、検証委員会の議論が始まったことと、市の9月の定例議会での対応も済んだことを踏まえ、このタイミングでの辞職を決めた。
松下氏の任期は今年12月末までで、2カ月あまりを残しての辞職となった。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
広告ブロック機能を検知しました。
このサイトを利用するには、広告ブロック機能(ブラウザの機能拡張等)を無効にしてページを再読み込みしてください