体育の長距離走で倒れた中1生徒 搬送先で死亡、原因調査中

体育の長距離走で倒れた中1生徒 搬送先で死亡、原因調査中
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 京都府京丹後市教育委員会は5月8日、同市立久美浜中学校で、グラウンドで長距離走をしていた1年生の男子生徒が倒れ、搬送先の病院で亡くなったと公表した。倒れた直後に運ばれた保健室では意識があったが、病院で容体が急変した。生徒はその日の朝に行われた健康観察では体調不良を訴えておらず、死因を調査している。

 市教委によると、生徒が倒れたのは5月7日午前9時15分ごろ、学年で行われていた1時間目の保健体育の授業中で、1500メートル走をしていたところ、600メートルほど走った辺りで急に歩き出し、倒れ込んでしまった。その状況を認めた教員がすぐに駆け付け、担架で保健室に運んだ。

 保健室に運ばれた生徒は、意思表示はできていたものの嘔吐(おうと)があり、もうろうとしていた様子だったため、午前9時27分ごろ、学校は救急要請。午前10時には近くの病院に搬送されたが、その後容体が急変し、午後0時52分に死亡が確認された。

 生徒は朝に行われた健康観察で体調不良などを訴えておらず、死因は調査中としている。

 男子生徒の死亡は翌日の5月8日朝、全校集会で他の生徒にも知らされた。市教委ではスクールカウンセラーを派遣するなどして、心のケアに当たっている。

 

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