(読者の窓)学びの大切さ

(読者の窓)学びの大切さ
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 本校は、知・徳・体の調和のとれた心身ともに健康で実践力に富む児童を育成することを教育目標としています。また、日頃から授業や学校行事での「学び」の積み重ねの中で、自らを高めることと社会の一員であることを意識させることが大切だと考え、さまざまな取り組みを行っています。

 授業については、主体的・対話的で深い学びの実現に向けて、現職教育において、子供が本来もつ「分かりたい」という気持ちを大切にした授業展開について研修を深めてきました。授業の中で、子供たちから「分からない」という声が出てくれば、そこから「学び」はスタートします。そして、聴き合う関係を丁寧に築き、対話を重ね「学び」を蓄積していきます。「分からない」から「分かった」に変わるときの子供たちの笑顔を見るたびに、「学び」の積み重ねが自らを高めることにつながっていくことを実感します。

 また、学校行事については、縦割り班活動を重視しており、その取り組みの一つとして、児童会の企画によるドッジボール集会を毎年開催しています。試合では、利き腕が使えない高学年児童が低・中学年児童にボールを渡して効率よく相手に当てようとしたり、コートの形状を利用して内野と外野の速いパス回しから相手を狙おうとしたりと、どの縦割り班も工夫を凝らした試合運びを見せます。この縦割り班活動においても協力や励まし合いといった「学び」を得ることができ、社会の一員であることの素地を育めているのではないかと考えています。

 今日も明日も「学び」を積み重ね、健やかに成長していく子供たちの姿を心から願っています。

 (杉直哉・豊山町立豊山小学校長)

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