夏休み明け5日間を午前授業で「ゆるやかスタート」 青森市

夏休み明け5日間を午前授業で「ゆるやかスタート」 青森市
iStock.com/coffeekai
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 夏休み明けに心身の不調を訴える児童生徒が増えることを踏まえ、青森市教育委員会は6月24日、市内の全公立小中学校61校で、今年の夏休み明けの5日間を午前中のみの授業にする「ゆるやかスタート・ウィーク」を導入すると発表した。

 市教委の担当者によると、夏休み明けは例年、心身の不調を訴える児童生徒が増える傾向にある。同じく教職員も行事や授業準備に追われ、負担が大きくなる期間と重なる。長期休業明けにゆとりを持って学校生活を送れるようにして、児童生徒と教職員の心身の健康に配慮する。

 期間は、8月25日から29日にかけての5日間。原則として午前中のみの授業で、給食では人気の高いメニューを提供するなどして、児童生徒が登校しやすい環境をつくる。

 帰宅後の児童生徒は自宅や児童館などで過ごすことを想定しており、担当者は「保護者や関係機関に取り組みを理解してもらい、協力を呼び掛けていく」と説明した。また心身の不調を訴える児童生徒には、必要に応じて午後の時間帯に相談できる場を設けるという。

 今回の導入後、児童生徒や教職員にアンケートをとるなどして得た評価を踏まえ、冬季休業明けや次年度以降の導入も検討するという。

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