本年度支所管内の初任者研修を本校で行う機会を得ました。
初任者に向けて何か話をしてくださいと頼まれました。何を話そうか悩んだ結果、自分が初任者の時に考えていたことを話そう、自分だけでなく職員にも聞いて、豊根中学校の職員が大事にしていることを紹介しようと決めました。
自分が初任の頃聞いた話などで心に残っていることや、今でも大切にしている考え方は何だろうか、と振り返ってみました。初任の時、豊根中学校で聞いた話を思い出しました。
心に残っているのは整理整頓、「引き出しやロッカーの文書はできるだけ細かく分類してファイルしなさい。ファイルをたくさん使いましょう。机の上も帰る時には基本的に何もなしにしましょう。」です。この話をしてくれた先生は3年目ぐらいの若い先生だったことも思い出しました。ファイルに分かりやすく背表紙を貼り、文書整理をするようになりました。
しばらくしてコンピューターの時代になっても同じ考えで、フォルダなどを細かく分けて何がどこにあるのかが分かりやすくなるよう心掛けました。
机上の整理は、常に意識しました。また、コンピューターのデスクトップを机上と同じように考え、文書をたくさん貼り付けず、すっきりした画面を心掛けています。
これらの事は単純ですが、仕事の能率化の第一歩であったように感じています。
先生方それぞれが大事にしている事もよかったですが、残念ながら紹介しきれません。
初任の頃の謙虚な気持ちを忘れないようにと改めて思いました。
(原田基寛・豊根村立豊根中学校長)