子どもと大人(教職員)が関わりながら、「学校コミュニティー」ができていきます。学校では子どもの学習面、心理・社会面、進路・キャリア面、健康面など、学校生活全体に関して援助サービスが行われます。今日、不登校、いじめ、発達障害、支援を要する家庭など困難な課題に関しては、学校だけでできる援助には限りがあり、「学校・家庭・地域の援助資源」の連携が必須です。「教師は何でもできる、学校は何でもできる」という信念からの解放が求められます。
チーム学校における「マネジメント委員会」「コーディネーション委員会」「個別の援助チーム」の3層の援助チームモデルが、学校心理学で提唱されています。今回はこの3層の援助チームで、心理に強い教師をどう活用するかについて述べます。
心理に強い教師は、子どもの発達や行動に関する心理学の知識と学校教育の基盤を持ち、アセスメント、カウンセリング、コンサルテーション、コーディネーションなどの心理教育的援助サービスの方法を身に付けている教師です。今回は、心理に強い教師をどう育てるかについて述べます。
全ての子どもの学校生活の支援において、全ての教師、心理に強い教師、学校教育に強い心理職(スクールカウンセラー:SC)の連携が鍵になります。では、心理に強い教師に求められる資質能力とはどのようなものでしょうか。
学校心理学では、三段階の心理教育的援助サービスのモデルを提唱しています。この三階建ての支援モデルと心理に強い先生の役割を紹介します。
チーム学校では、子どもの「学校生活の質」の維持向上を職業として支えるヘルパーである全ての教師、心理に強い教師、心理職としてスクールカウンセラー(SC)の連携が鍵を握ります。
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