6割以上の親 子供の「視力」に「学力」と同等の関心

6割以上の親 子供の「視力」に「学力」と同等の関心
iStock.com/Hanasaki
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 小中学生の子供を持つ親の6割以上が、子供の「視力」を「学力」と同等に気にしている一方で、約5人に1人は子供の目を悪くしないための対策を「何もしていない」との結果が、ロート製薬が10月10日の「目の愛護デー」に際して実施した「子どもの生活と目に関する調査」の結果で明らかになった。

 児童生徒の近視が年々進んでいることは文科省の調査などでも明らかになっており、同社では「目の健康を守り維持していくためには一人一人の行動が重要で、特に子供の目は身体の成長と共に変化していく段階に当たり、より早い時期から注意を向けたり、ケアをしたりしていくことが大切」としている。

 同調査は8月31日~9月2日に、第1子に小学1年生~中学3年生の子供を持つ保護者2229人(小学1~2年生の保護者473人、小学3~4年生の保護者492人、小学5~6年生の保護者503人、中学生の保護者761人)に対してインターネットを通じて行われた。

 子供の視力矯正については、全体の約4割が「眼鏡」「コンタクトレンズ」で行っていると回答。子供の学年別に見てみると、小学校低学年で16.9%、小学校高学年で38.5%、中学生で56.9%という結果になり、学年が上がるにつれて視力矯正をしている割合が高い。

 子供に関する関心ごとを聞いたところ、「学力」が63.0%、「視力」が61.2%で、6割以上の親が「学力」と子供の「視力」を同程度に気にしていた。子供の視力矯正をしているかどうかで分けると、視力矯正をしているは「学力」65.5%、「視力」84.1%となり、「学力」よりも「視力」に対する関心が高い。一方で、視力矯正をしていないは「学力」61.4%、「視力」47.3%と逆転した。

 「近視」に関するイメージを聞いたところ、55.1%が「進行は子供の頃の方が早い」と回答したが、半数近くがその認識がないことも分かった。

 子供の目を悪くしないために行っていることについては、約5人に1人が「何もしていない」と回答。さらに中学生を子供に持つ約3人に1人が「何もしていない」と回答した。子供の視力を気にしながらも実際には行動を起こしていない親が多いことも明らかになった。

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