6カ月~4歳のワクチン接種開始 保護者への周知求める

6カ月~4歳のワクチン接種開始 保護者への周知求める
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 生後6カ月~4歳の子供に対する新型コロナウイルス感染症の予防接種が始まったことについて、文科省と厚労省などは10月24日、各都道府県と政令市の教委などに対して保護者らへ周知徹底を求める事務連絡を発出した。

 予防接種実施規則等の一部改正で、同日から生後6カ月~4歳の子供に対する新型コロナワクチンの初回接種(1~3回目接種)が開始されたことを受けたもの。使用されるのはファイザー社の6カ月~4歳用ワクチン。合計3回接種して初回接種が完了することになっており、1回目と2回目は3週間、2回目と3回目は8週間以上空けることとされている。

 文科省などでは、新型コロナワクチンの接種にあたっては、ワクチンの効果や副反応、接種に関する相談先の情報などについて、十分に保護者らへ周知されることが重要としている。そのため、今回の事務連絡では、各都道府県・市町村・特別区衛生主管部(局)などに対し送付されている厚労省作成のリーフレットを地域の実情に応じて、幼稚園、認定こども園、保育所、地域型保育事業所や社会教育施設で保護者が訪れやすい場所に置いたり、教委や幼稚園などのホームページに掲載したりするなど、保護者が必要な情報を取得できるように措置することを求めている。

 厚労省などでは、乳幼児のワクチン接種にあたって保護者は予防効果と副反応のリスクについて正しい知識を持つと同時に、自らの意思に基づいて接種させるかどうか判断するよう求めている。保護者の同意なしに接種が行われることはなく、立ち合いが必要となっている。

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