千葉県・千葉市の教員採用試験(合同実施)の第1次選考が7月9日に行われ、大学3年生向けに新設した「ちば夢チャレンジ特別選考」には、全国4会場(千葉県、岩手県、愛知県、兵庫県)で739人が志願、686人が受験したことが10日、分かった。
ちば夢チャレンジ特別選考は、第1次選考で課せられる「教職教養」「専門教科」「集団面接」のうち、「教職教養」「専門教科」を、大学3年次に前倒しで受験できるもの。一定の合格基準に達した場合は、来年度の教員採用選考でこれらが免除となる。
千葉県教委の担当者は「進路変更や他自治体の受験、感染症の影響などで辞退はあると見ていたが、他県の会場も含め、多くの人に受験していただいたと思う。今回の特別選考は受験者の負担軽減を目指すもので、今年度合格すれば、来年度の集団面接や第2次選考の準備に力を注げる」と説明する。
東京都でも7月9日、教員採用試験の第1次選考で、大学3年生向けの「前倒し選考」が初めて行われた。都教委は受験者数などについて「集計中であり、8月7日に予定している第1次選考の合否発表と同時期に公表する」としている。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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