謹賀新年 辰(たつ)年元旦。辰は水を得て天に昇る。向上発展の年であってほしい。
プロ野球・阪神タイガースの新年のスローガンは「A.R.E.GOES ON」。「A.R.E.」は「Aim(目標),Respect(敬い),Empower(力付ける)」のこと。「優勝」を遠回しに表現する岡田彰布監督の「アレ」から着想した言葉。2023年の流行語大賞にも選ばれた。18年ぶりのリーグ優勝、38年ぶりの日本一を続ける意味で「GOES ON」を加えた。「アレッ」とコケルことなく初の連覇を期待したい。
藤井聡太竜王の8冠がいつまで続くのかも楽しみだ。昨年末は大谷翔平選手のドジャース移籍で一気に盛り上がった。「ワールドシリーズ制覇を目指す」と公言した大谷選手が今季どのような活躍を見せてくれるのか。今からワクワクしている方は多いだろう。今年は、パリオリンピック・パラリンピックの年。子供たちが憧れる選手たちはこれまでの精進の成果を晴れの舞台で発揮する姿を見せてほしい。
教育界では、学習指導要領の改訂に向けた中教審への諮問・審議が始まる。AIの時代の教育をどう描き、子供たちの未来をどう育むのか。教育内容の過多、いじめや不登校、暴力や教師不足やメンタルヘルスなどの課題、GIGAスクール構想・ICT活用の教育、令和の日本型学校教育を担う新たな教師の育成など、課題山積だ。
学校・教師は受け身にならずに、これまでの実践、校内研究・研修を基に改革・改善に向け、声を大きく上げよう。教育を最前線から創っていく年にしたい。