文部科学省は2024年度から、日本学生支援機構(JASSO)の貸与型奨学金が受けられる外国人の対象者を拡大する。仕事で日本に滞在している外国人の子どもなどに与えられる「家族滞在」の在留資格を持ち、小学校、中学校、高校を全て日本で卒業した上で、大学卒業後は国内で就労して定着する意思のある外国人を新たに加える。制度改正のために必要な省令改正案を2月15日に公表し、パブリックコメント(意見募集)を始めた。
JASSOの貸与型奨学金の対象者は現在、①「特別永住者」の法的地位を持つ人②「永住者」「日本人の配偶者等」「永住者の配偶者等」の在留資格を持つ人③「定住者」の在留資格を持つ人のうち、将来永住する意思のある人――に限られている。「家族滞在」の在留資格を持つ人の一部を追加する理由について、文科省は「国内で育ち、大学卒業後も日本に定住する人に均等な機会を保障する観点から必要だと判断した」としている。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
広告ブロック機能を検知しました。
このサイトを利用するには、広告ブロック機能(ブラウザの機能拡張等)を無効にしてページを再読み込みしてください