東京都渋谷区では4月から全区立小中学校で、文部科学省の「授業時数特例校制度」を活用し、総合的な学習の時間を年間70時間から約150時間に拡充するなどして、平日午後の時間を探究学習「シブヤ未来科」に充てる取り組みをスタートさせます。
五十嵐俊子教育長は3月26日、「1年目からきれいな形ができるとは思っていない」とした上で、「ただ、中には最初から子どもたち一人一人が自分の探究したいテーマを追究していく『My探究』に取り組ませたいというような意欲的な学校も出てきている。この1年、ワクワク感も不安感もあると思うが、こんなふうにやったら面白いんじゃないかと、各校で試行錯誤してみてほしい。来年の今頃は、もっと各校のカリキュラムも具体的に、かつ柔軟になっているのではないか」と期待を語りました。(参照記事:4月から区立全小中で午後は探究学習 教員負担軽減に向け連携協定)
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江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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