今年、新たに教員になった皆さん。5月も後半になりました。この間、全てが初めての経験で、何も分からず、緊張の日々の連続だったと思います。がむしゃらに全力疾走し、連休で一息つき、緊張感からも徐々に解消されつつある頃なのではないでしょうか。
毎日、笑顔で、元気に子供たちの前に立てていますか。授業、学級経営、学校行事、生徒指導、保護者対応、中学校や高校では部活動など、忙しさは想像以上かもしれません。
筆者は中学校で教員生活をスタートしました。学校全体が落ち着かず、生徒の暴力行為、授業中の校内徘徊など日常茶飯事で、いかに生徒たちを授業に集中させるか、頭を悩ませていました。中高での授業でしか経験のないサッカー部の顧問になり、毎日、生徒と一緒に走り回り体は疲れ切っていました。
教員になることを夢見て、生徒の前に立ったにも関わらず、この時期、「何で教員になどなったのだろう」とちょっと後悔していました。それでも一学期が終わるころから少しずつ軌道に乗り生徒と過ごす日々が自分の生きがいになっていました。
いろいろなことで悩んだり、苦しんだりしていませんか。話を聞いてくれる、相談できる人はいますか。心や体が悲鳴を上げてしまう前に、勇気を出して誰かに今のもやもやをぶつけてみてください。それだけで心が晴れることがあります。あなたの周囲には必ず助けてくれる人がいるはずです。どうか、一人で抱え込み、がんばり過ぎないでください。この時期だからこそ、肩の力を抜いてみることも大切です。