(鉄筆)デジタル教科書の外国語で導入

(鉄筆)デジタル教科書の外国語で導入
【協賛企画】
広 告

 学習者用デジタル教科書が小中学校の外国語で導入された。

 デジタル教科書のメリットは、拡大表示が簡単にできる、書き込みや保存ができる、動画や音声の再生ができる、内容の消去ややり直しが簡単にできる、などや、書き込んだ内容を見せ合うことで対話的な学びを効果的に行うことができる、機械音声読み上げ機能で読み書きが困難な子供の学習を容易にするなどが挙げられている。デメリットとしては、視力の低下や姿勢の悪化等の健康面への影響、授業中の集中力や思考力の低下などが言われている。

 保護者はどう受け止めているだろうか。民間の調査による保護者の認知度が報道されていた。デジタル教科書について「知っている」と回答した保護者は16.8%、「どちらかというと知っている」が23.3%。「知らない」と回答した保護者が59.9%。6割がデジタル教科書を知らなかった。子供のデジタル端末使用について、不安を感じると回答した保護者は72.6%。不安の内容で多かったのが「端末への依存」「視力の低下」「有害な内容に触れる」であった。

 外国語でデジタル教科書が使用されることは昨年度に分かっており、学校はこれまでに説明してこなかったのだろうか。こうした状況を踏まえて保護者に外国語のデジタル教科書の使用について説明する必要がある。授業参観で使用の様子を見てもらい、これまでに使ってみて分かったよさ、課題と対応策などを保護者会などで具体的に説明することが必要である。保護者会で一緒に使ってみるのはどうか。

広 告
広 告